マイナンバーカードを使っていると、「有効期限通知書」が届くことがあります。封筒を見ると、カードそのものが切れるのか、電子証明書だけが切れるのか分からず、「急いで新しいカードを申し込まないと使えなくなるの?」「更新はスマホでできる?」と迷いやすいところです。
先に結論をいうと、マイナンバーカード本体と電子証明書では有効期限と更新方法が違います。カード本体の更新はオンライン申請などが関係しますが、電子証明書の更新は住民登録のある市区町村の窓口で行います。電子証明書は有効期限の3か月前から更新でき、手数料は無料です。
この記事では、通知書が届いた人が最初に見る場所、窓口へ行く前の準備、暗証番号を忘れた場合、家族の更新を手伝うときの注意点を、公式案内に沿って順番に説明します。

まず知っておきたい「カード本体」と「電子証明書」の違い
マイナンバーカードには、顔写真付きのカード本体と、オンラインで本人確認や電子申請に使う電子証明書があります。2つは同じ日に期限を迎えるとは限りません。
| 確認するもの | 有効期限の目安 | 主な更新方法 |
|---|---|---|
| マイナンバーカード本体 | 発行日から10回目の誕生日まで(18歳未満は5回目) | 通知書の案内に沿って申請・受け取り |
| 電子証明書 | 年齢に関係なく発行日から5回目の誕生日まで | 住民登録のある市区町村窓口で更新 |
たとえばカード本体はまだ使えるのに、マイナポータルへのログインやコンビニでの証明書交付だけができなくなることがあります。この場合はカード全体が壊れたのではなく、電子証明書の期限が関係している可能性があります。
有効期限通知書が届いたら、最初に見る3か所
- 「有効期限が到来するもの」欄
カード本体、電子証明書、または両方のどれが対象かを確認します。 - 更新できる時期
電子証明書は満了日までの期間が3か月未満になった日から更新できます。通知が届いた日と、実際に更新できる日が同じとは限りません。 - 住民登録のある市区町村の案内
窓口の場所、受付時間、予約の要否は自治体ごとに違います。通知書を持って行く前に公式サイトか電話で確認します。
有効期限通知書をなくした場合でも、電子証明書の更新手続きは可能です。ただし、本人確認のために必要なものが自治体で異なることがあるため、手ぶらで行くより先に窓口へ確認するほうが安心です。
電子証明書の更新はオンラインでできる?
電子証明書の更新手続きそのものはオンラインではできません。本人が手続きする場合は、有効期間内のマイナンバーカードを持って、住民登録のある市区町村窓口へ行きます。有効期限通知書は、なくても手続きできます。
- 通知書で電子証明書が更新対象か確認する
- 満了日まで3か月未満になっているか確認する
- 市区町村の窓口が予約制か調べる
- マイナンバーカードと必要書類を準備する
- 窓口で本人確認と暗証番号の入力を行う
- 新しい電子証明書がカードに書き込まれたことを確認する
窓口では、カードに新しい電子証明書を書き込みます。新しいカードが郵送されてくる手続きとは違うため、電子証明書だけの更新なら「申請した後、何週間もカードを待つ」という流れではありません。ただし、混雑状況や自治体の運用によって所要時間は変わります。
窓口へ持って行くものと、予約前の確認
本人が電子証明書を更新する場合の基本は、期限内のマイナンバーカードです。有効期限通知書は持っていると案内が進みやすいものの、なくても手続きできます。自治体によっては、本人確認書類や予約番号などを求める場合があるため、次の順番で確認してください。
- □ 有効期間内のマイナンバーカード
- □ 届いていれば有効期限通知書
- □ 住民登録のある自治体の窓口・予約方法
- □ カード発行時に設定した暗証番号
- □ 暗証番号を忘れた場合の再設定可否
暗証番号を忘れていても、窓口で再設定できる場合があります。何度も思い当たる番号を入力してロックさせるより、最初から「忘れた」と伝えて案内を受けるほうが安全です。暗証番号を紙に書いてカードと一緒に保管する方法は避けてください。
カード本体の更新だった場合は流れが別
通知書でカード本体が更新対象になっている場合は、電子証明書の窓口更新とは流れが異なります。申請書IDや交付申請用QRコードが記載されていれば、スマホからオンライン申請を利用できます。申請書IDがない場合は、市区町村窓口へ必要書類を持って行く案内になっています。
カード本体の更新では、申請後に新しいカードを受け取る段階があります。受け取り方法や必要書類は自治体から届く案内を確認し、古いカードを先に処分しないようにしてください。電子証明書だけの更新と勘違いして、カード本体の申請を後回しにしないことが大切です。
家族や親の更新を手伝うときの注意
高齢の家族の更新を子どもが手伝う場合、本人が窓口に行くのか、代理人が手続きするのかで必要書類が変わります。代理人の場合は、通知書に同封された照会書兼回答書へ本人が記入し、封入・封かんして代理人に渡す手順が案内されています。
代理人の顔写真付き本人確認書類や、申請者本人のカードが必要になる場合があります。照会書兼回答書に書いた暗証番号が誤っていると、即日の更新ができないこともあります。家族間でも暗証番号を口頭で聞き出して保管するのではなく、本人が書類へ記入する流れにしてください。
親のスマホで使っているマイナポータルなどを確認する場合も、画面の写真を家族のメッセージアプリへ送らないよう注意します。番号や住所が写り込むことがあるため、必要な情報だけを口頭で確認し、不要な画像は残さないほうが安全です。
期限が切れた後でも更新できる?
期限が近づいた通知を見つけたら、まず自治体の窓口に相談してください。電子証明書の有効期限が切れると、電子申請やコンビニ交付など一部の機能が利用できなくなることがありますが、カード本体まで同時に無効になるとは限りません。
ただし、期限切れ後の扱いや再発行が必要かどうかは、カード本体の期限、電子証明書の期限、本人の状況によって変わります。自己判断で新規申請をやり直すより、住民登録のある自治体に「電子証明書の更新をしたい」と伝えて確認するのが確実です。
よくある質問
通知書が届いたら、すぐ役所へ行く必要がありますか?
更新対象と満了日を確認し、電子証明書なら満了日まで3か月未満になってから手続きします。自治体によって予約が必要なため、先に窓口の案内を確認してください。
電子証明書の更新に手数料はかかりますか?
マイナンバーカード総合サイトでは、更新手数料は無料と案内されています。ただし、紛失・破損など別の理由による再交付は扱いが異なる場合があります。
マイナポータルのアプリを入れ直せば更新できますか?
アプリの入れ直しは電子証明書の更新ではありません。電子証明書の更新は市区町村窓口でカードへ新しい証明書を書き込む手続きです。
まとめ
有効期限通知書が届いたら、まずカード本体と電子証明書のどちらが対象かを確認しましょう。電子証明書は満了日の3か月前から、市区町村窓口で無料更新できます。オンラインだけで完了する手続きではないため、予約の要否と持ち物を先に確認するのがポイントです。
マイナポータルの変更や使い方を確認したい人は、マイナポータルアプリの変更点と入れ直しの確認方法も参考にしてください。救急時に備えたカード利用の準備はマイナ救急とマイナ保険証の事前確認にまとめています。
参考にした公式情報
情報確認日:2026年9月14日。必要書類、予約方法、窓口の受付時間は自治体によって異なります。手続き前に住民登録のある市区町村の案内をご確認ください。


