ドコモの「副回線サービス」が2026年9月30日(水曜)をもって終了します。ドコモ回線がつながりにくいときに、KDDI回線へ切り替えて通信するためのオプションだったため、「自分も対象なのか」「災害や通信障害のときはどうすればいいのか」と心配になる人もいるでしょう。

結論からいうと、終了の影響を受けるのは個人向けの副回線サービスを契約している人です。ドコモの通常回線や料金プランそのものが終了するわけではありません。ただし、これまで副回線を通信障害時の備えにしていた人は、9月30日までに代わりの手段を確認しておく必要があります。
ドコモ副回線サービスはいつ終了する?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 個人向け新規申込 | 2026年3月26日に受付終了 |
| 個人向けサービス | 2026年9月30日に終了 |
| 法人向けサービス | 個人向けとは別に継続予定 |
このサービスは、ドコモがつながりにくい場合にKDDIの回線へ切り替えて使えるオプションでした。ドコモは、通信事業者共同の「JAPANローミング」や、公衆無線LANサービス「00000JAPAN」など代替手段の整備が進んだことを終了理由として説明しています。詳しい日程はドコモ公式のお知らせで確認できます。
自分が契約しているか確認する方法
副回線サービスを契約した覚えがない人でも、まず次の順番で確認しておくと安心です。
- My docomoの契約内容を見る:ログイン後、「ご契約内容」やオプションサービスの一覧を開き、「副回線サービス」の表示がないか確認します。
- 毎月の請求内訳を見る:紙の請求書やWeb明細で、オプション料金の項目を確認します。
- 家族の回線も確認する:自分の回線ではなく、家族名義の回線で申し込んでいる場合があります。
- 不明な場合はドコモに問い合わせる:契約状況が分からないまま解約や乗り換えを進めないようにしましょう。
副回線サービスを契約していない人は、この終了だけを理由に料金プランを変更する必要はありません。
9月30日以降の代わりの通信手段
1. JAPANローミング
JAPANローミングは、携帯電話会社の通信障害時に、他社のネットワークを利用して通信を確保する仕組みです。利用条件や対応状況は、障害の内容や各社の案内によって変わる可能性があるため、実際に通信障害が起きたときはドコモの公式案内を確認してください。
2. 00000JAPANなどの公衆Wi-Fi
大規模災害などの際には、00000JAPANのような公衆無線LANが開放されることがあります。スマートフォンのWi-Fi設定を開き、表示されたネットワーク名と利用条件を確認して接続します。平常時から常に使えるとは限らず、緊急時の一時的な手段と考えておきましょう。
3. 自宅Wi-Fi・家族の別回線
自宅に固定回線や別会社のホームルーターがある場合、携帯回線が不安定なときの連絡手段になります。家族の別回線をテザリングで使う方法もありますが、電池消費やデータ容量に注意が必要です。
終了前にやっておきたい4つの準備
- 家族や勤務先の電話番号を紙にも控える
- スマートフォンの充電器・モバイルバッテリーを確認する
- 自宅Wi-Fiのパスワードを家族が分かる場所に保管する
- 災害時の連絡方法を家族で決めておく
通信障害への備えは、特別なアプリを増やすことよりも、「誰に、どの方法で連絡するか」を決めておくことが大切です。スマートフォンの買い替え前に連絡先を確認したい人は、スマホ買い替え前の引き継ぎチェックリストも参考にしてください。
よくある質問
ドコモの携帯電話が使えなくなるの?
終了するのは個人向けの副回線サービスです。ドコモの通常回線や契約中の料金プランが一斉に終了するという意味ではありません。
何もしなくても大丈夫?
副回線サービスを使っていない人は、今回の終了だけで手続きが必要になるとは限りません。契約中の人は、9月30日以降に副回線へ切り替える機能が使えなくなるため、代替手段を確認しておきましょう。
法人契約も同じ日に終了する?
ドコモの公式発表では、今回終了するのは個人向けサービスです。法人向けの扱いは別になるため、法人契約の場合は担当窓口に確認してください。
まとめ
ドコモ副回線サービスは、個人向けの提供が2026年9月30日に終了します。まずMy docomoや請求明細で自分が契約しているかを確認し、利用中ならJAPANローミング、00000JAPAN、自宅Wi-Fiなど代わりの通信手段を家族と共有しておきましょう。サービス終了を知らないまま通信障害に遭うことがないよう、9月中に一度だけ確認しておくと安心です。
参考・出典
契約していない人も備えを見直す理由
副回線サービスを契約していない人は、今回の終了そのものに手続きは不要です。ただし、通信障害や災害のときに「いつもと同じように連絡できる」とは限りません。スマホの電池が少ないとき、家族が別の場所にいるとき、連絡先を端末以外に控えていないときにどうするかを、平時に一度だけ話し合っておくと安心です。
連絡先を紙にも控える、モバイルバッテリーを充電しておく、家族の集合場所と連絡方法を決めるといった準備は、特定の通信サービスに依存しない備えになります。備蓄や非常時の連絡準備は手続き・請求・防災の確認ガイドからも確認できます。
終了後に「副回線がない」と気づいた場合
終了日以降に通信が不安定になっても、過去の副回線サービスを前提にした設定を探したり、心当たりのないアプリを入れたりする必要はありません。まずドコモの公式障害情報・公式案内を確認し、Wi-Fi、家族の別回線、自治体や通信事業者が案内する緊急時の手段を使います。認証コードや契約情報を入力させる不審な案内には注意してください。
通信障害時に確認する順番を決めておく
- 端末の電池残量と、家族・勤務先へ連絡する必要があるかを確認する
- 自宅や安全な場所のWi-Fiにつながるかを確認する
- 通信事業者・自治体の公式情報で、障害や緊急時の案内を確認する
- 連絡が必要な相手には、短いメッセージを優先して送る
通信が不安定なときに設定変更を何度も行うと、原因が分からなくなることがあります。緊急ではない手続きは通信が安定してから行い、被災状況や自治体の指示を優先してください。
最終チェック:9月30日までに
- My docomoまたは請求明細で契約の有無を確認する
- 家族の連絡先と非常時の連絡方法を共有する
- 充電手段とWi-Fiの接続方法を確認する
- 障害時は公式情報から状況を確認する
家族で確認する場合は、全員が同じ通信会社であるか、別の回線を使っている人がいるかも書き出すと役立ちます。障害発生時は一つの方法に固執せず、短いメッセージ、Wi-Fi、固定電話など、その時点で使える方法を選びます。緊急通報が必要な状況では、画面の設定確認より命を守る行動と公的機関の案内を優先してください。
家族で決めておく連絡の優先順位
通信が使いにくいときは、まず安否確認が必要な家族、勤務先、学校などを順に書き出しておくと、短い通信時間でも連絡しやすくなります。連絡が取れない場合にどこで情報を確認するかも、家族で共有しておきましょう。


