+1・+44からの電話は詐欺?海外に電話しない人が固定電話でできる着信対策

不審な国際電話への対策を確認する家庭の固定電話 🔥 トレンド
国際電話の不審な着信への対策を確認するイメージ

固定電話やスマホに、見慣れない「+」から始まる番号が表示されると、不安になります。特に+1、+44などの国番号を使った電話は、警察官・通信会社・家族を名乗る特殊詐欺に悪用されることがあります。

大切なのは、表示だけで本物か偽物かを決めず、知らない番号には出ない・折り返さない・相手に言われた番号へ連絡しないことです。海外に固定電話をかける用事がない家庭なら、国際電話の利用休止を申し込むという選択肢もあります。

この記事では、+から始まる電話を受けたときの確認順、固定電話で国際電話を止める制度の対象・注意点、離れて暮らす親に伝えたい対策を整理します。

不審な国際電話の着信を家族で確認する女性
見知らぬ番号はその場で判断せず、家族や公式窓口で確認します。

+1・+44は何の番号?「+」だけで詐欺とは決めない

+は国際電話番号で使われる記号です。+1は北米、+44は英国の国番号として知られています。ただし、画面に表示された番号だけで発信元を完全に判断することはできません。海外に住む家族・仕事先・予約先などから正規に電話が来る場合もあります。

一方、警察庁は国際電話番号を利用した特殊詐欺への注意を呼びかけています。普段海外と電話をしない人なら、+から始まる見知らぬ電話を「重要な連絡かもしれない」と慌てて取る必要はありません。

電話が来たときは、この順で確認

  1. 出ない・折り返さない
    知らない国際番号は留守番電話に任せます。ワン切りでも折り返さないことが基本です。
  2. 相手の言葉をうのみにしない
    警察、通信会社、役所、家族を名乗っても、その電話の中で本人確認情報や送金を求められたら要注意です。
  3. 表示された番号を検索しても安心しない
    番号表示は偽装されることがあります。検索結果だけで安全と判断しません。
  4. 自分で公式番号を探して確認する
    本当に用件がありそうなら、公式サイト・カード・請求書にある番号へ自分から連絡します。
  5. 金銭・認証コードは絶対に渡さない
    暗証番号、SMSの認証コード、口座情報を電話で伝えません。

固定電話なら「国際電話利用休止」を検討できる

国際電話不取扱受付センターでは、海外との通話が不要な固定電話について、国際電話の利用休止を申し込めると案内しています。これは、犯人からの国際電話を直接受けないための対策の一つです。

確認項目 内容
対象の基本 市外局番から始まる固定電話が中心
対象外の例 携帯電話、050から始まるIP電話は対象外と案内されている
申込できる人 対象番号の契約者本人
止まる範囲 KDDI(001)・ソフトバンク(0061)の国際電話の発信、希望により海外からの着信
注意点 後で国際電話が必要になった場合は、利用再開の連絡が必要

契約している事業者や回線の種類で条件が異なります。申し込み前に、海外に住む親族・仕事・旅行先などとの連絡で国際電話を使う可能性がないか、家族で確認してください。

申し込み前に確認すること

  • 固定電話の契約者名義は誰か
  • 対象の電話番号は市外局番から始まる固定電話か
  • 海外に住む家族・取引先からの電話が必要ではないか
  • 国際電話を使う別の事業者と契約していないか
  • 再開が必要になった場合の連絡先を控えたか

受付センターの案内では、電話で申し込む場合は利用休止したい固定電話からかける必要があります。Web申し込みと電話申し込みで必要事項が異なるため、公式案内を見ながら進めてください。

スマホは固定電話と対策を分けて考える

国際電話利用休止の制度は、携帯電話や050番号にはそのまま使えません。スマホでは、端末の着信設定を見直し、非通知・通知不可能な番号の扱いを確認します。通信会社や端末によっては迷惑電話対策機能・アプリが利用できる場合もあります。

ただし、アプリを入れれば絶対に防げるわけではありません。知らない相手に出ない、認証コードを伝えない、家族を名乗る緊急の送金依頼はいったん切る、という基本の行動を家族で共有しましょう。

親世帯へ伝えるなら「出ないで」だけで終わらせない

親に「怪しい電話には出ないで」と伝えるだけでは、警察や病院を名乗られたときに迷うことがあります。具体的な行動を紙に書いて電話機の近くへ置くほうが役立ちます。

  • □ +から始まる知らない番号には出ない
  • □ 家族・警察・通信会社を名乗っても、その場で送金しない
  • □ 電話を切り、家族へ確認する
  • □ 折り返す場合は、相手が言った番号でなく公式番号を使う
  • □ 不安なら#9110または最寄りの警察へ相談する

メールやSMSでも同じ手口が使われます。「支払い方法を更新してください」と急がせる連絡の見分け方は、支払い方法更新メールを装う詐欺の確認手順、日常の安全確認は暮らしの確認ガイドにまとめています。

よくある質問

+81からの電話も危険ですか?

+81は日本の国番号です。海外にいる人が日本の番号として発信した場合などに表示されることがあります。番号だけで断定せず、知らない相手なら出ない・公式番号で確認するという基本を守ってください。

国際電話の着信だけ止められますか?

国際電話不取扱受付センターの案内では、着信のみを止めることはできません。発信の利用休止と、希望に応じた海外からの着信停止について、条件を確認してください。

不審な電話でお金を送ってしまったら?

すぐに利用した金融機関・カード会社へ連絡し、警察にも相談してください。相手との通話履歴、メッセージ、振込記録は消さずに保管します。

まとめ

+1・+44など、+から始まる見知らぬ電話は、出ない・折り返さない・相手が示した番号へ連絡しないことが大切です。海外との通話が不要な固定電話なら、国際電話の利用休止も具体的な対策になります。

電話機の設定と家族のルールを一度確認し、「困ったらいったん切る」を習慣にしましょう。

詐欺でよく使われる「急がせる言葉」

国際電話を使う詐欺では、「あなたの名義で犯罪が起きている」「今日中に手続きしないと電話が止まる」「家族が事故を起こした」といった、考える時間を奪う言葉が使われることがあります。相手が氏名や住所の一部を知っていても、本物とは限りません。個人情報は名簿などから漏れている場合があるためです。

電話口で正しいかどうかを決めようとせず、いったん切ることが最も確実な対策です。警察を名乗るなら最寄りの警察署、通信会社を名乗るなら契約書・公式サイトにある窓口へ、自分で調べた番号から連絡します。相手が「切ったら困る」「誰にも相談するな」と言っても従わないでください。

受けてしまった後に残すもの・連絡する先

うっかり電話に出ただけで、すぐ被害になるわけではありません。ただし、氏名・生年月日・口座・カード番号・認証コードを伝えた、指示どおりにアプリを入れた、送金してしまった場合は、時間を置かずに対応します。通話履歴、SMS、相手が示した番号、振込や決済の記録は消さずに残してください。

  • 金銭を送った・口座情報を伝えた場合:利用した金融機関へすぐ連絡する
  • カード情報を伝えた場合:カード裏面の公式窓口へ連絡する
  • 端末操作を求められた場合:通信会社や端末の公式サポートへ相談する
  • 詐欺か判断できない場合:警察相談専用電話#9110や最寄りの警察へ相談する

家族が離れて暮らしている場合は、「怪しい電話が来たら、まず家族のいつもの番号へ電話する」と決めておくと役立ちます。連絡先を紙にも書いて電話機の近くに置き、スマホの故障や充電切れにも備えましょう。

参考にした公式情報

情報確認日:2026年9月13日。対象回線・停止範囲・手続きは変更される場合があります。必ず公式案内を確認してください。