日本年金機構から「年金振込口座の公金受取口座登録に関する意向確認書」という書類が届き、「これは返送しないと年金が止まるのか」「口座番号をもう一度知らせる必要があるのか」と不安になっていませんか。
この書類は、年金を受け取っている人に対し、現在の年金振込口座を公金受取口座として登録することに同意するかを確認するための案内です。日本年金機構の公式説明では、登録に同意する場合は手続き不要、希望しない場合は不同意申出書を返送する流れになっています。
先に結論
- 登録に同意するなら、原則として返送手続きは不要です。
- 登録を希望しないなら、書類下部の「公金受取口座登録不同意申出書」を返送します。
- 日本年金機構やデジタル庁が電話・SMS・メールで口座番号や手数料を求めることはありません。

この意向確認書は何のために届く?
公金受取口座とは、給付金や還付金などの受け取りに使うため、本人名義の預貯金口座をあらかじめ登録しておく制度です。今回の案内は、すでに年金を受け取っている人の年金振込口座を、公金受取口座として登録することについて意思を確認するものです。
日本年金機構は2026年8月26日更新の案内で、対象者に「年金振込口座の公金受取口座登録に関する意向確認書」を簡易書留で送ると説明しています。不在の場合は、日本郵便の不在票が投函される場合があります。
同意する場合と同意しない場合の違い
| 希望 | 必要な対応 | その後 |
|---|---|---|
| 公金受取口座への登録に同意する | 原則として手続き不要 | 登録結果の通知を確認する |
| 登録を希望しない | 不同意申出書を記入して返送 | 書類に記載された返送期限の目安を確認する |
| 内容が分からず保留したい | 書類を保管し、公式窓口で確認 | 電話やSMSで届いた連絡には従わない |
登録に同意する人は返送しなくていい?
日本年金機構の公式案内では、登録を希望する場合は手続き不要とされています。意向確認書に記載された年金振込口座の情報などがデジタル庁に提供され、後日、公金受取口座の登録結果通知が届く流れです。
ただし、書類に記載された氏名や口座情報に心当たりがない場合、住所変更や口座変更の手続き中の場合などは、自己判断で放置せず公式窓口に確認しましょう。この記事だけで個別の登録可否を判断しないことが大切です。
登録したくない場合の返送方法
登録を希望しない場合は、意向確認書の下部にある「公金受取口座登録不同意申出書」を切り離し、同封の目隠しシールを貼り、裏面の差出人欄に必要事項を記入して返送します。返送期限の目安は、手元に届いた書類の記載を確認してください。
- 不同意申出書を切り離す前に、書類全体をスマートフォンで撮影しておく
- 返送前に記入漏れと目隠しシールの貼り忘れを確認する
- 返送期限と返送先は、この記事ではなく手元の書類を優先する
本物か不安なときに確認するポイント
今回の手続きは個人番号や口座情報に関わるため、届いたものが本物か確認してから対応しましょう。次のような連絡は、公式案内と違う可能性があります。
- 電話やSMS、メールで口座番号・暗証番号・本人確認コードを聞かれる
- 登録手数料、返金手数料、確認費用などを請求される
- URLをクリックしてログインやカード情報を入力するよう求められる
- 今日中に手続きしないと年金が止まるなど、不安をあおられる
日本年金機構の案内には、同機構・厚生労働省・デジタル庁が電話、SMS、メールで口座番号などの提供を求めたり、手数料を求めたりすることはないと明記されています。
問い合わせ先はどこ?
意向確認書の内容や提出状況などは、日本年金機構の「意向確認書照会専用フリーダイヤル」で確認できます。公式ページに掲載された番号は0120-74-0011です。フリーダイヤルが利用できない場合の番号や受付時間も変更される可能性があるため、電話をかける前に日本年金機構の公式ページで確認してください。
なお、公式案内では市区町村の窓口や年金事務所の窓口ではこの手続きに対応していないとされています。検索結果や第三者のまとめページにある番号ではなく、公式ページの連絡先を使いましょう。
よくある質問
返送しないと年金が止まりますか?
この意向確認書は公金受取口座への登録希望を確認する書類です。年金が止まると決めつけず、同意・不同意の手続きと返送期限を公式案内で確認してください。
公金受取口座に登録すると年金の振込先が変わりますか?
この案内は、年金振込口座を公金受取口座として登録するかどうかを確認するものです。振込先変更の手続きとは別の話なので、口座変更を希望する場合は年金の正式な変更手続きを確認してください。
封筒をなくした場合はどうすればいいですか?
個人情報に関わるため、第三者の案内ではなく、日本年金機構の公式窓口に相談してください。新しい書類の送付可否や本人確認方法は、対象者の状況によって異なります。
まとめ
年金振込口座の公金受取口座登録に関する意向確認書は、年金振込口座を公金受取口座として登録することへの意思を確認する書類です。同意する場合は原則手続き不要、希望しない場合は不同意申出書を返送します。個人情報に関わる案内なので、返送期限や問い合わせ先は必ず手元の書類と日本年金機構の公式情報で確認してください。
返送前に確認したい書類の項目
返送が必要な書類では、氏名、住所、対象となる年金、同意・不同意の選択欄、署名欄、返送期限を確認します。書き間違いがあると再提出になる可能性があるため、記入後に家族と読み合わせ、返送前の書類を写真で保管します。返送方法や切手の要否は、届いた案内の説明を優先してください。
口座情報を変更したい場合
公金受取口座の登録に関する意向確認と、年金の振込口座変更は別の手続きです。年金の振込先を変えたい場合は、意向確認書に書き足すのではなく、日本年金機構が案内する正式な変更手続きを確認します。銀行や年金を名乗る電話で口座番号を聞かれても、いったん切って公式窓口へかけ直してください。
書類の内容が自分の状況と合わない場合は、返送を急がず、封筒や書類を手元に置いたまま公式窓口へ相談しましょう。
同意する場合と不同意の場合の確認
意向確認書を受け取ったら、まず自分が公金受取口座の登録を希望するかどうかを決めます。同意する場合と、希望しないため不同意を申し出る場合では対応が異なるため、書類の選択欄と返送期限を読みます。年金の振込先を変更する手続きや、銀行口座そのものを解約する手続きとは別です。
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| 登録に同意する | 書類に記載された手続き不要の条件を確認 |
| 登録を希望しない | 不同意申出書の提出方法と期限を確認 |
| 内容が分からない | 日本年金機構の公式窓口へ問い合わせる |
偽の案内や電話に注意する
年金や口座に関する案内をきっかけに、暗証番号、キャッシュカードの情報、SMSの認証番号を聞かれた場合は注意してください。書類に書かれた公式窓口と、公式サイトに掲載された窓口が一致するかを確認し、届いた封筒の連絡先だけを信用して手続きを進めないようにします。不審なリンクからログインせず、公式サイトを自分で開いて確認しましょう。
家族が代理で確認するとき
高齢の家族の書類を一緒に確認する場合は、同意するかどうかを本人に確認し、返送前に書類全体を撮影して保管します。口座番号や個人番号が写った画像を家族以外へ送らないこと、相談先が必要な場合は本人確認書類の扱いを公式窓口へ確認することも大切です。
参考・出典
- 日本年金機構:年金振込口座の公金受取口座登録に関する意向確認書をお送りします(確認日:2026-09-07)
- デジタル庁:公金受取口座登録制度(確認日:2026-09-07)


